こんばんは。
先日この写真を撮ったのは、この二つの建物がそれぞれ自分だけでまっすぐ空を向いて立っていることに感動したからです。
「あー、左右の建物に頼らなくても、自分でちゃんと立っていられる建物もあるんだー!」
ということが感動の種になるほど、アムステルダムの建物はへなちょこなものが多いです笑
さて、そして、事は土曜日の朝起こりました。
私は朝が苦手です。
が。去る土曜日の早朝8:00(8:00と言えば真夜中かというくらい私には早朝なのです)。
がん!がんがんがんがんがんがん、がん!
がー、ががが、ががががががががががががががが。
ななな、何事?!
さすがの私も目が覚めました。
上の階の人は何をするにも物音が大きく、だいぶ慣れてはきたのですが、さすがに今回の音は大きすぎる。
この古い木造の建物にこの物音は、まるで建物全体の解体作業が始まったかのよう。
でもこの音は10分もしないうちにおさまり、どうやら作業に来ていたらしい男性たちが「じゃねー」と言いながら去っていくのが聞こえました。
やれやれ。
これでもう少し、朝の惰眠を貪れる。
が、しかし。
ぴたっ。ぴたぴたぴた、ぽたっ。
ぽとぽとぽとぽとぽとぽとぽとぽと。
ぼとととととととととととと。
・・・今度は、なんだっ!
いや、この音は明らかに我が家の内部で発生している。もう起きないわけにはいきません。
見てみると、天井から水が滴ってきているではありませんか。慌てて雑巾をあてがい、まだ働き始めていない脳みそにエンジンをかけます。
どう考えても、タイミング的に上の階でやっていた作業がこの漏水を引き起こしています。さてどうするか。
実はここに入居してからしばらくしたころ、大量の雨が降った時にも壁のヒビから雨水が滴ってきたことがありました。
すかさず大家さんに連絡すると、「まぁ大変!すぐ保険会社や管理会社に連絡するわ!」ということになり、後日何かの会社の人が状況を見に来ました。
が、その後大家さんは「あなたが直してほしければ、雨漏りしたところ直してもいいわよ」とずいぶんやる気がなくなったようなことを言ってきて、さらにはその保険会社の人も何のアクションも起こさなかったようで、誰からも何の連絡もなく今に至っておりました。
恐らく、問題はこの家だけでなくこの建物全体の問題なので、修復が高くつくと聞いた大家さんは「ま、いっか、しばらくは」となったのだと思います。
壁にヒビが入ってても雨漏りしてもそんな感じだったので、今回の漏水もそんなに真面目に取りあわないだろうな~というのと、週末に連絡しても返事来ないだろうな~ということで、とりあえず土曜日はそのままにして友人に会いに外出。
で、帰ってきたら、さらに漏水が悪化しているではございませんか。キッチンまわりがかなり華々しく水浸しに。
とはいえ、既に上の階の作業が終わって時間も経っているし、朝の作業の水が全部流れ終われば問題は終了するわけで、とりあえず就寝。
そして日曜日も快晴だったので、いい感じに漏水も乾いていきました。やれやれ。
そして本日月曜日。ほぼ乾いた漏水の跡を写真に撮って大家さんに送りつつ、ご飯の用意をしていたら。
じゅわじゅわじゅわ・・・じゅわーーー・・・
・・・またっ?!
しかも今度はなんだか洗剤のような臭いのする泡みたいな水が壁伝いに降りてくる。
いや待て、これは私を毒殺しようとしているのか?
そんなドラマは要らないので、さすがにもう止めてくださいと言いに上の階に行きました。
もしもーし、こんにちはー。
「あれ、もしかして、漏水してる?今うちでキッチン直してるのよ」
そうなんですよ、ちょっとひどいことになっちゃって。
と言ったら、作業のお兄さんがこちらにも様子を見に来て、また戻ってどこに問題があるのか確認してくれました。そうしたところ、お兄さん曰く、
「上の階の排水を流すパイプが一部壊れてなくなっていて、水があなたの家の天井裏一面に流れ出していたよ」
・・わお、なんてこと♡
アムステルダムの建物って古いものが多いので、左右の建物に寄りかかっていたり、建物がゆがんで窓やドアが上手に開かなくなっていたり、というのが多いのです。なので、冒頭の建物を見かけてとても感動したのでした。
我が家の建物も古いので、まぁパイプが壊れるくらい普通にあるだろうね、という感覚なのですが。
さすがに今回は大家さんもちょっと本気になったらしくすぐに保険会社や何かの会社に連絡を取っていたので、今回はちゃんと直してくれるのかな。
ただし、上の階の住人さん曰く、この壊れているパイプは上の家の問題ではなく建物の問題だ、ということで自分でこのパイプを直す意思はないようです。
でもこちらで直す義理もないわけで、誰がどれくらい負担して直すことになるのか、きちんと誰かが間を取り持って調整しなかったら、またそのままになっちゃうんだろうな・・
しかも上の階の人、
「私、自分の大家さんとあまり仲良くないから今回のことも話したくないのよ。だからあなたとあなたの大家さんでコミュニケーションして、私にもどうなったか教えてね」
と来ました。
いや知りませんよ、あなたとあなたの大家さんの話は自分で世話してください。
とは言わなかったけど、まぁ余計なお世話を率先して引き受けることは上手に避けようと心に決めたのでした。
さて、いつこれらが直るのか、もとい、これらが直ることがあるのか、興味を持って見守りたいと思います←とても他人事
(あ、ちなみに、私の家は、建物自体は古いのですが、内装はまだ新しいとても居心地の良い家なのです。そして、立地的にも非常に気に入っているのとアムステルダムの家さがしはなかなか骨の折れる仕事なので、今回のことを理由に引っ越すことは今のところまだ考えていません)
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