海外生活(オランダ生活)で自覚するオランダ人と日本人の距離感の違いの話

海外生活者のあるあるネタかなと思うのですが。

(今日の投稿はとても長くなってしまいました)

例えば、日本ではお店に入ると「いらっしゃいませー」と言われます。

これ、一方通行なんですよね。お店の人は、「いらっしゃいませー」に対して返事を期待してません。

一方、たとえばオランダでお店に入ると、お店の人はそこまで律儀に挨拶してこないですがそれでも挨拶するときは「ハロー」と言ってくれます。

この「ハロー」は、こちらからも「ハロー」を返すのが大前提です。「いらっしゃいませ」じゃなくて「こんにちは」なんですね。

トルコ時代に一時帰国したとき、この一方通行のコミュニケーションにすごく違和感を覚えました。

トルコもやっぱりお店などでは「こんにちは(有名なメルハバ)」と言われるし、こちらも「こんにちは(メルハバ)」を返します。

なんだかそれが自分の中で普通になっていたようで、一時帰国中にお店で「いらっしゃいませ」と言われたとき、無視するのが極悪人のように感じられて「こんにちは」と返したのです。

そしたらとても変な顔をされました(笑)

日本ではすごーく律儀に、お客様一人一人に丁寧にごあいさつする、けど、双方向のコミュニケーションとしてのご挨拶じゃなくて、礼儀としてのご挨拶なんですね。

という意味で、日本ではお店の人とお客さんの間には大きな隔たりがあるのかなと思います。

そしてトルコやオランダは、お店の人もお客さんも対等に挨拶するという意味で、もっと距離が近いように感じます。

(そういえばアメリカってどうだったっけ・・と考えたのですが、レストランじゃない限りお店の人は基本、客は無視!だったような気が(笑)アメリカから読んでくださってる方、どんなでしたっけ?)

 

次の例。

また別の一時帰国中、新幹線に乗っていたら隣に座った女性が荷物を棚に上げようとしてました。

背の低い女性だったのでなかなか上手に乗せられず、しまいには座席に上って、それでもうまく乗せられないので見かねて「お手伝いしましょうか?」と聞くと、

「いえいえいえいえいえいえいえいえ、すみません、だいじょうぶです、ええすみません、本当に大丈夫です、すみませんすみません」

とものすごい血相で辞退されました。

でもなんだか荷物が落ちそうだったのでこっそり手を添えてあげたのですが、そしたらさらに「すみませんすみません、大丈夫ですから、はいすみませんすみません」と謝られ、なんだかとても悪いことをしてしまった気がしました。

これ、オランダでもトルコでもアメリカでも「あらどうもありがとう♪」で済む話だと思います。もしくは、自分でやらずに周りの他人にさっさと頼むとか。

それくらい、他人のお世話になることを「相手からの親切」ではなくて「相手への迷惑」と考えて日本人は嫌うということなのかな、とその時思いました。

 

そしてもう一つの例。

例えばスターバックスで、席を先に確保してから注文に行ったりします(店舗によってできないところもありますが)。この時日本では、電話やパソコンで席を確保したりしますね。さすがに最近は大都市ではそうでもないのかな?

でもこれ、オランダもトルコもアメリカもあり得ません。そんな貴重品は、置きっぱなしにしたら2秒でなくなります。

これを見たとき、日本では他人をこんなに信用するんだなぁ、オランダでは絶対こんなに他人を信用しないなぁ、と思ったのでした。

 

何を考えていたかというと、

日本では、一方通行のあいさつだったり、迷惑をかけないようにものすごく気を付ける距離感がある、その距離がある相手(他人)を性善説?に則って(泥棒はしないだろうと)信用するんですね。

で、そこまでの距離がない、むしろ距離が近く対等に挨拶したりちょっとお手伝いしたりするような他人を、オランダでは場合によっては盗みも働くやつかもしれん、と信用しないんですよね(ただし、隣に座ってる他人に「見ててもらえますか?」というのはやりますけどね)。

 

どちらが良いとか悪いとかの話じゃなくて、そういう文化なんだねぇ、と思った話です。面白いですね。

どうでしょう、乱暴にまとめ過ぎたでしょうか(笑)

(好きかどうかでいうと、最近はオランダ方式の方がなんとなく楽な気がして好きですが・・ いやですね、なんかいかにも「あたくし海外生活長くって日本のことなんかこれっぽっちも」みたいな人になってきたのかな(笑))

歩行者用通路のサインに何者かがスキーを履かせるようなアムステルダムです。


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