こんばんは。
本当はOrange Life用にと思って書いた記事ですが、こちらでご紹介しておきます。
題して、「アムステルダムは意外と大きい?」
(Orange Life用のつもりで書いた記事なので、とても優等生な感じの語り口となっております笑)
アムステルダムと言えば半円形の地図をすぐ思い浮かべますね。
観光スポットはこの中心部に集まっていますが、実はアムステルダムはこの中心部だけではありません。
今回は、意外と大きなアムステルダムの姿をご紹介します。
◆行政区域としてのアムステルダム
アムステルダムの地図は面白い形をしています。
この地図の、オレンジの線で囲ったエリアが行政区域としてのアムステルダムの全体像です(一部入りきらなかった部分もあります)。
そして真ん中にピンクの線で囲ったエリアが最初の地図で見た中心エリア、通常観光で訪れる「いわゆるアムステルダム」と認識されるエリアです。アムステルダムの全体像に比べて、中心部がいかに小さいかが分かります。
感覚としては、半円形の中心エリアは東京の山手線の内側のようなイメージかもしれません(大きさはずっと小さいですが)。
ちなみに、一つ面白いのは、アムステルダムには「Zuid-Oost(南東地区)」というエリアがあり、ここはアムステルダムのその他のエリアからは離れて存在していることです(地図の右下にあります)。オレンジの線で一部隠れていますが、ディーメンという別の行政地区を挟んで離れ小島のようになっています。
これらすべてがアムステルダムなのですね。
◆生活区域としてのアムステルダム
一方、一般的に「アムステルダムに住む」といったときのアムステルダムはどこを指すのでしょうか?
この場合、アムステルダムの市街地を囲むように走っているハイウェイA10(「リング」と呼ばれます)が一つの目安になります。
先ほどと同じ縮尺の地図で見るとこんな感じ↓
リングA10が、まさにリング(丸)になって囲っていますね。De PijpやOud Westなどの人気の住宅地はこのリングの内側(で、半円形の中心部の外側)にあります。
もちろん、リングの外も先ほど見た範囲はアムステルダムですし、リングの外側に住んでいても「私はアムステルダム在住です!」と胸を張って言ってOKです(笑)。
ただ、リングの内側はアムステルダム(オランダ)らしい三角屋根&白い窓枠&レンガ造り&4~5階建てまでの建物が多いですが、リングの外側は新興住宅地が多いため、コンクリートで四角っぽく、階層も高い住宅が多いです。
なので、建物やら風景から「アムステルダムに住んでいる気分」がほしい場合はアムステルダムの中でもリングの内側の方がその気分を感じやすいかもしれません。
また、例えば賃貸物件を探すとき、不動産屋さんとのやり取りで「この条件の物件だと、リングの内側では○○ユーロ以上しますが、リングの外側だと○○ユーロ以内くらいで見つかりますよ」などという風に使われたりもします。
さらに、半円形の中心エリアの賃貸住宅は当然高額になるので、現実的な居住区域としても中心エリアの外でかつリングの内側(条件によってはリングの外側も含めて)を見ることが多いでしょう。
◆どこまで行ってみる?
通常のアムステルダム観光では、半円形の中心エリアをめぐるのが良いでしょう。
が、時間がある場合は、中心エリアから少し足を伸ばしてリング内をいろいろ歩いてみると、中心エリアとはまた違う雰囲気が楽しめますよ。
一言でアムステルダムと言っても、リングの内側と外側での違いもあれば、リング内でもエリアごとに異なる雰囲気があり、小さい都市ながらアムステルダムは様々な表情を見せてくれます。この違いを肌で感じてみるのも面白いものです。
なお、リング内の異なるエリアについてはまた別の機会にご紹介してみますね。
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