オランダ個人事業主ビザの手続き:商工会議所に行く・・ちょっと光明が見えた

税務署では幸い、爆破することは思いとどまり、
がるるるるる、とうなりながら、再度つむじ風と共に帰宅。

税務署の同じ番号に電話し、事の顛末を話すと、
また同じお姉さんにつながりました。

「変ねえ、そんなはずはないのに。じゃ、悪いけど、もう一度アポ取ってあげるから、もう一度来てくれる?」
そのアポの調整はまた別の担当者がやるんだそうで、そのまま待たされる。

そして次に出てくれた人に、再度、事の顛末と、お姉さんが言っていたことを話しました。

するとその職員の人は、
「え、それは無理だよ、住民登録できてなくちゃ、税務署でも番号は出せません」

やはり爆破しとくべきだった。

しかし、税務署でもだめとなると、残るは商工会議所。

住民登録せずに個人事業主登録するすべはないか、
ダメもとで、商工会議所に出向いて直接聞いてみることにしました。

商工会議所の職員の人たちはなぜかみんなとても感じの良い人たちです。

市役所でもだめ、税務署でもダメであわや爆破の危機、頼みの綱は商工会議所なんですと事情を話すと、

「そりゃ大変だねぇ、じゃ、次善の策として、
an authenticated copy of a valid proof of identityと
an authenticated copy of a bank statement of a private accountと
今の住所をビジネスアドレスとして使っていいよという大家さんの合意書
を持ってくれば登録できるよ」

とのこと。
やればできるじゃん!

やはり電話でなくて直接出向いて聞いてみるもんだ、と、少しだけ足取り軽く帰途に着きました。
でも、もちろん、そんなに簡単にいくわけないんですけどね。
まだ引っ張ります。

ところで、この日曜日に引っ越しました。なかなか快適です。
でもまだ机がないので、食卓でぱちぱちやったり、自分の部屋で地べたに座ってぱちぱちやったりしています。


オランダ個人事業主ビザの手続き:今度は税務署・・でも撃沈

市役所で、住民登録の夢破れた後、移民局に舞戻って、どうすればよいか聞いてみました。

お姉さん職員曰く、

「だめねぇ、市役所。それじゃ、税務署に行ってみて。商工会議所で登録するために必要な番号(たぶん住民票コードみたいなもの)を、税務署でも出してもらえるから。でも、税務署も事前にアポ取らないとだめだから、まずは電話してね」

ほほー、なるほど。
で、電話したところ、応対してくれた税務署職員の人、

「あら、そういう事情だったら、アポなしでもすぐ発行できるわよ。受付にその事情を話してね」

まぁ!そんじゃ、今日、今から、一目散に行きます?
で、行きました。
で、税務署受付の人、

「だめです。どんな事情でも、アポなしじゃ対応できません。さようなら」
・・爆破したろか。

つむじ風を起こしながら帰宅し、また税務署の同じ番号に電話。

さっきと同じ人につながって、事情を話すと、
「あら、ごめんなさいね、受付の人が分かってないのよ。それじゃ、アポ取りましょう。この日に来てね。」
そして、後日、アポの日。
受付で、得意げにアポがある旨伝え、ブースに呼ばれました。

今度こそ・・と祈りつつ、事情を話すと。
「だめです。住民登録してなくちゃ番号は作れません」

・・今度こそ、爆破、したろか。

まったく、根気のいる作業であります。
こんなことやってる間に、時間はどんどん過ぎていきます。
入国してから90日以内(11月の終わりまで)に、ビザの申請書類一式をそろえて提出しなければならないのに、
この時点で既に10月もほぼ終わり。

一番最初の部分でこんなにつまづいて、かなり焦っていました。


オランダの個人事業主ビザ申請手続き:住民登録に行く・・も、撃沈

頼った弁護士から明るく送り出され、仕方ないので自分でとりあえず全部やることになったビザの手続き。

ちなみに、後日また質問があってこの弁護士事務所に電話したら、
「先生は今ばけーしょんで事務所にいません。1カ月は事務所を開けます」
とのこと。そーか、だから真面目に取り合ってくれなかったのか…。
同じ事務所の別の弁護士の人に質問しましたが、「後日連絡します」といってなしのつぶてでした。やっぱりね。。

商工会議所に登録するのも、銀行口座を開設するのも、住民登録をしていないとできません。
というわけで、次は住民登録。

住民登録は、「市役所に行けばすぐできるよ!」と友達に聞いていたので心配していなかったのですが、
ちょっと調べたら、まずは市役所に電話してアポを取りつけなければいけないらしい。

はい、アポね、と電話するも、直近で取れるアポは何と10日後

でもアポなしじゃ絶対取りあってもらえないから、10日後まで待ちました。

そして、当日。アポもあることだし、行けばすぐ登録は終わるだろうと思ったら。
「今日はまだ住民登録できません」 ・・・ええええええ、なんでーーーーーっ?!

「住民登録するためには、あなたがまず移民局にビザ申請書を提出しなければなりません。で、移民局から書類が1枚、市役所にまわってくるので、それを持って登録完了になります」

でも、ビザ申請書を提出するためには、住民登録が必要なんですけど・・・

「そんなこと言っても、市役所はあなたを登録できません。まずはビザの申請書を提出してください。さようなら」

・・・撃沈。
住民登録ができなかったら、商工会議所にも登録できないし、銀行口座も開けない・・どうしよう・・
仕方ないので、もう一度移民局に行って、どうすればよいか聞いてみることにしました。


オランダ個人事業主ビザの必要書類まとめ

今回は、個人事業主として働くためのビザの添付書類についてまとめてみます。
※記事執筆時の情報です。ご自分で申請される際は、最新の情報を確認くださいね。

①普通の個人事業主ビザの場合
・ビジネスプラン(財務計画を含む)
・法人の定款
・商工会議所での法人登録証明書
・履歴書
・大学等の卒業証明
・その他、オランダで個人で事業やって、きちんと税金払って暮らしていけますよということを審査官に分かってもらうために必要と思われる情報一式

②日蘭修好通商条約(と訳されるのだと思う)に基づくビザの場合
・商工会議所での法人登録証明書
・法人の定款
・オランダの銀行口座での残高証明(最低4500ユーロ)

ふんふん、なるほど、これらを準備するのね、ということで、
申請書を移民局でもらった後すぐやったのは、ビジネスプランのドラフトでした。

その後、
ビザ申請は、自分でやっても時間かかるだけで全然前に進まないので
最初から弁護士に入ってもらった方がスムーズだよ、という例の日本人の友人からのアドバイスを受け、
紹介してもらった弁護士事務所へ。

ある程度書いたビジネスプランと、申請に当たっての不明点を箇条書きにして持って行きました。

この弁護士は、トルコ移民の2世の人で、私もトルコに数年住んでいたので親近感があり、美味しくコーヒーもいただいて茶飲み話に花を咲かせてしまいました。

で、ひとしきり話したら、
「だいたい自分で書類は準備できてるから、まずは自分で申請してごらんなさい。それで通ってしまえば、わざわざうちの事務所を使って大金使う必要はないのだし、節約になるでしょ?」
とのこと。

えーーっと、確かにそうなんだけど、既に経験者が、自分でやっても埒が明かないから弁護士を使った方がよいとのアドバイスであなたのところに来たんですが・・

という私の声には耳を傾けず、30分で面会終了。
「頑張ってね!」
と笑顔で送り出されてしまいました・・。

親近感はあったものの、やっぱりこう、トルコ人のメンタリティーなのですよね。
基本、めんどくさがりというか。

というわけで、期待していた弁護士の助けが得られないことになり、一抹の不安を覚えながら準備を進めました。


オランダ個人事業主ビザ申請の手続きを始める:移民局さえ誤情報をくれました

さて、普通に就職活動することを(ほぼ)あきらめ、個人事業主になることに決めました。
いよっ、しゃちょー!やんややんや

今日は、この個人事業主としてのビザ申請にはどんな手続きが必要なのか、まとめてみます。

何はさておきまずは正式な申請書類一式をIND(オランダの移民局)でもらってきます。
INDはいつも混んでいて、場合によっては整理番号をもらってから数時間くらい待合室で待たされます。

ちなみに、個人事業主のステータスにも、厳密にはオプションは2種類あります。
一つは、普通の個人事業主ステータス。
もう一つは、オランダが日本とアメリカと結んでいる協定に基づいた個人事業主ステータス。

ちなみに、普通のステータスの方が、添付しなければならない書類が多く、面倒です。

書類をもらう時に職員の人から聞いたのは、

「日本人のあなたの場合、申請できるステータスには二つオプションがあるので、書類を提出するときには、二つのオプションのチェックボックスにチェックを入れておくとよい。そうすれば、一方がNGでももう一方のオプションで検討してもらえるから」
ということでした。

ところがね、後から分かったんですが、これ誤情報だったんですよ。移民局の職員が誤情報くれるってどうなのと思うんですが、誤りだったんです。でね、これが、この後続く、いろいろの苦労をまさに象徴していたのでした。

ふんふん、なるほど、要は、この書類に、必要な添付書類を添えて提出すればいいのね、なんか楽ちんそうじゃない?と、まだ現実を見ていない私は思いながら、移民局を後にしたのでした。

この、添付書類を準備するのがまーた一苦労でして、1カ月くらいかかりました。
なんか、いつも引っ張ってますが、また長くなってきたので、添付書類の詳細はこの次書きます・・


個人事業主ビザの道:オランダ移住後フリーランスで生活することに

そんなわけで、後日、日本人の美容師の女の子に会うことができました。

カフェでコーヒーを飲みつついろいろ聞いてみると、本当に彼女は自分で個人事業主としてビザを申請して、既に数年アムステルダムに住んでいるとのこと。

それ以外にも、面白ネタ(というか理不尽ネタ)をいろいろ教えてくれて、これから遭遇するであろういろいろの場面に心構えができました。。

窓辺に二人で座っていたのですが、たまたま目の前の道を通りがかったのが、この女の子のアメリカ人の友達で、彼女も合流。

彼女は、アーユルベーダのマッサージのプロで、やはりアムステルダムで個人で事業をして暮らしているのだそうでした。

いやしかし、
みんな、自分で何もかもやって偉いなぁ!

ちなみに、彼女らに会って話を聞いたのは9月中でした。

この時点では、まだ普通に就職活動をしていたので、個人事業主のビザはあまり積極的に考えていませんでした。

が、10月に入って、自分の活動状況を考えるにつけ、また、周りからの「やっぱりアムステルダム就活きびしいわ~」の声を聞くにつけ、やはり普通に就職活動してもらちが明かないと考え、もはや残された道は個人事業主、という結論に至りました。

しかし、個人事業主って、社長ですよね。いわば。
私が、・・しゃちょー?
なにするの、何か売るの??
という、超現実的なことは、とりあえずビザの準備をしながら考える、ということに、したのであります。

やっぱり無謀。

だって、仕事が見つからないから90日後に日本に帰る、じゃ、あまりにつまらないではないですか。ねぇ。

というわけで、次の記事から、私がビザ取得のために実際に体験した話が始まります。


オランダ個人事業主ビザというものを初めて知りました

Couch Surfingでは、最初の宿でまずお世話になりました。
この時のホストのお兄さんとは今も仲良しです。

その後、たまたままたCouch Surfingでやり取りのあった別の子と、後日会うことになりました。

この人は中国人の女の子なのですが、
お父上のお仕事の都合から、小学生の時に1年ほど日本に住んでいたことがあり、その後フィンランドだったかスウェーデンとオランダで大学やら大学院を出て、今はアムステルダムで働いている、とても賢い女の子です。

(自分が踏み外したキャリアパスをたどっている人を見ると、無条件に憧れてしまう)

Couch Surfingのプロフィールを見て、
「あなた、なんか面白そうね、ご飯でも一緒にどお?」
ということになったのです。

海外で、外国人同士で話をするのはとても好きです。
自分たちの常識なんかぜーんぶ非常識、
悔しいこともいろいろある、

とはいえ自分の価値観を相対化できて、学ぶことも本当に多いし、
何より、結局、外人であることって楽ちんなんだよね、
というところを共感し合える仲間は貴重です。

エネルギッシュな彼女と会っていろいろ話しているうち、ふと何かを思い出した彼女、
「そういえば、私の彼が、日本人の女の子を知っているって言ってた」
と話してくれました。

どうやらその彼女は、美容師さんなのですが、
数年前になぜかアムステルダムに来て(なぜ?のところはよく知らないらしい)、自分で個人事業主としてのビザを取得し、美容師として働いているらしい。

個人事業主ビザ!何それ!

ビザなんて、
結婚するか、ものすごく心の広い雇い主の会社がビザの世話もしてくれない限り取得できないものだと思っていたので、自分で自分のためにビザを取るという選択肢があること自体素晴らしい発見でした。

後日、彼女の彼が、この日本人の美容師の女の子の連絡先を教えてくれて、その後会えることになりました。

ちなみに、この中国の彼女とも今も仲良くしてもらっていて、
今度は一緒に寿司を作ろう!と予定しています。
(海外にいる日本人なら、必ず経験すると思われる寿司パーティー。)

私は、自分から積極的につながりを求めていくのは苦手なのですが、いつもそこここで、何かしらのつながりからありがたいご縁をいただいていて、ほんとにありがたいことだなぁと思います。それに報いよう、私もそうやっていろんなつながりを還元できる人間になろう(なりたい・・)、と、いつも思うのであります。。


オランダ移住のための日本人に使えるビザの種類は?

ところで、オランダに移住したい人に適用が可能なビザの種類について、簡単にご紹介します。

(この記事は、個人事業主ビザの存在を知る前に、就職するつもりで調べていたビザの種類について書いていたものです。後に、個人事業主ビザの存在も知ることになりました。

また、ご自身でビザを申請される際は必ずその時点での最新の情報を確認してお手続きくださいね。)

 

  • 配偶者ビザ

オランダ国籍の人と結婚して配偶者ビザがあれば、就労許可がもらえます。

  • パートナーシップビザ

日本語訳がこれで良いのか自信がないですが。
オランダ国籍の人と、結婚していなくても、同居し、同じ家計で暮していれば申請できます。

以前は、オランダ国籍ではなくてEU国籍の人がパートナーでも、このパートナーシップビザが申請できたらしいのですが、去年法律が変わって、オランダ人のパートナーでなければ申請できなくなったと聞きました。

  • 普通の就労ビザ

働く外国人に適用される通常のビザ。本人ではなく、雇い主である会社が申請しなければなりません。

雇い主は、当該の外国人を雇う前に5人(だったかな)のオランダ人を雇うべく面接などの努力をしたけれども適材がいないという場合でない限り外国人を雇うことはできません。それから、ビザの申請にはお金がかかります。

このため、会社側としてはビザが必要な人を相手にするメリットは、その人がびっくりするようなスキルや経験を持っていない限り、ありません。

  • Knowledge Migrantビザ

高学歴の人が申請できるビザ。このビザがあれば雇い主がビザの申請をする必要はありません。ただし、本人が毎年更新の申請をしなければなりません。

オランダの大学や大学院を卒業した人が申請できます。海外の大学・大学院を卒業した人でも、大学・大学院ランキング200位以内に入っている学校を卒業して3年以内であれば、申請できます。

私はせっかく大学院出たのに、タッチの差で3年過ぎてしまっていました・・・(もしかしたらそれ以前にランキングに入らない学校だったかも)

結婚したりパートナーがいるか、Knowledge Migrantのビザがあっても、先日書いたイギリス人の人のように、仕事がすぐ見つかるとは限りません。それでも、ビザがないよりはチャンスは大きいでしょう。

というわけで、結論は
就活ではなくて婚活すべし!
いや、冗談ですよ、もちろん


渡航の続き:入国審査通過!いよいよオランダ移住です

片道でしか買わなかったのは、「どうせ帰るんだし」という甘えを自分に許したくなかったんですよね。
行くからには帰ってこないつもりで行かないと、私は甘アマの人間なので自分に言い訳してしまうと思って。

なので、空港でどうしようもない不安感に襲われましたが、長いフライト中、

んま、しかたない。自分で決めたこと。
入国できれば万々歳、空港で拒否されたら、その時はアムステルダム行きの夢は全てすっかり諦めて、日本でしみじみと生きよう。

と自分に言い聞かせていました。

そして、いよいよスキポール空港に到着し、運命の入国審査!(大げさ

以下、審査でのやり取り:
審査官のお兄さん(以下、お兄さん):日本人ですか?
私:はい
お兄さん:何しに来たんですか?
私:オランダ語勉強しに来ました
お兄さん:オランダ語?なんで??こんなマイナーな言葉なのに?
私:良いじゃないですか、オランダ語、習いたいんです
お兄さん:あ、そお・・ どれくらい滞在するの?
私:2カ月ほどです
お兄さん:生活費は?
私:1カ月●●ユーロくらい確保しました
お兄さん:あ、そお・・ オランダ語ね、2カ月ね、あ、そぉ・・
私の心の中:(そんなに考えなくていいから、スタンプ持って、あとは押すだけでしょ!)
お兄さん:(しばし考えてからスタンプを押して)はい、どうぞ、頑張ってね!

いいいいいいぃやったぁぁぁぁぁぁぁ、晴れて入国!

お兄さん、
帰りのチケットのことを聞かないでくれてありがとう!
語学が学びたいなんて理由でスタンプ押してくれてありがとう!
以前イギリスで入国拒否された時の証拠の、ばってん付きハンコも無視してくれてありがとう!

うーん、お兄さん、大好きよぉぉぉ

たかが入国だけで、こんなにもたいそうな喜びを得られるとは思いませんでした。
ちなみに、ただのステレオタイプですが、ヨーロッパの国のパスポート審査ってやはり国によって厳しさの程度が違う気がします。

イギリスが一番厳しめ。
ドイツも結構厳しいかも。
オランダはドイツよりゆるい感じ。
フランスまでくると、だいぶリラックスした感じ。
イタリア、スペインは、「日本人?Ciao、Hola、うえるかーむ?」

・・何となく分かりませんか?オランダは、ちょっとゆるいかなぁと思ってたのですよ。

しかし、この話を友達にすると、みんな決まって、

あんたはただラッキーだっただけ。普通は、ビザもないのに片道航空券で来たら、だいたいは拒否されるよ。

といいます(私もそう思う)。

なので、結論としては、片道航空券での渡航は、要らないどきどき感を楽しみたい方以外にはお勧めいたしません。でも入国できてしまったらこっちのもの、いよいよアムステルダムでの生活を始められることになりました~


そして渡航:いよいよオランダ移住です

とりあえず、渡航後数日の宿は確保したし、荷造りをして、いざ、渡航!です。
プロフィールにも書きましたが、私は、日本に帰って来たくなかったので、片道航空券しか買いませんでした。

普通、ビザ(就労ビザなり配偶者ビザなり)がないただの旅行者の人は、片道航空券での渡航は結構リスキーです。

というのは、空港の入国審査で、

ビザなしなら日本人の場合90日以内に出国しなければならないのに、そのための帰りの航空券がないなんて、どんな悪だくみしてるの?不法就労するつもり?

と怪しまれ、最悪のケースでは元の国に送り返されることもあるからです。

以前、トルコからイギリスに遊びに行った時、この時は往復航空券だったのにも関わらず、身なりも普通だったにも関わらず、なぜか怪しまれて結局入国させてもらえず、手錠までかけられ(!)、そのまま送り返されたことがあります。
だからいまだにイギリス嫌い。

なので、アムステルダム行きの航空券を買う時も、どうしようか迷いました。

実際、例えばラテンアメリカの国々から出稼ぎでやってくる人たちは、空港で怪しまれないように往復航空券を買い、帰りの分はどぶに捨ててそのまま滞在し続けるようなケースもあるようです。

しかし、それもお金がもったいないなぁ・・

ということで、考えた策は、2カ月弱ほどの語学学校に行くこと。

オランダでは、語学学校は高等教育とはみなされないので学生ビザは出ませんが、少なくとも空港で、この学校に通うんです、と見せれば、怪しい者ではないと思ってもらえるかも。それに賭けて、片道航空券で行くぞ!ということで。もちろん、オランダ語も学びたかったんですけどね。

アムステルダムの空港で、「そんな学校知らない」と言われたら終わりなので、一番名前が知られていそうな学校を選び、入学証明書をもらいました。

しかし、自分ではそうやって空港の入国審査を潜り抜けるつもりでも、航空会社は、自分が乗せた客が、着いた国で入国拒否されて、航空会社相手にトラブルを起こされても困ります。このため、ビザなし・片道の乗客が空港でチェックインした時は通常、

「私はビザなしで片道航空券で渡航しますが、着いた先の国で何かトラブルがあっても御社には一切のご迷惑をかけません(日本に帰らなければならない場合、自分で航空券を買って帰ります)」

という趣旨の宣誓書にサインしなければなりません。もちろん私もサインしました。

場合によっては、怪しい人をスクリーンせずに乗せてきた航空会社が悪い、として航空会社が帰りの航空券を負担しなければならないこともあります。私がイギリスからトルコに送り返された時はそうでした。

この、宣誓書がまた不安をかき立てるんですよね・・
ロビーで搭乗時間を待つ間、自分の無謀っぷりに本当にぞっとしたのをよく覚えています。。